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南イタリアプーリアへの旅
今週のこの1冊2
南イタリア プーリアへの旅 青い空と白い迷宮を訪ねて 文・木下 やよい 小学館

フリーライターの木下さんがプーリアに出会い通い続けて、しまいには住む事になり、プーリアじゅうを旅して書かれたというプーリアの魅力が満載の本。
まず、読んでみるとその圧倒的な情報量の多さに驚きます。おもしろおかしいイタリアを描いた本とは違っていてこれでもか!という位プーリア、そしてその周辺の情報がぎっしりと書かれています。(まるで建築家が書かれた本のよう) プーリアと一緒にその近隣都市、洞窟住居のマテーラも紹介されています。1960年代頃まで、実際にサッシ(洞窟住居群の事)で暮らしていた方のインタビューが掲載されていたり、マテーラがどのように復活して世界遺産になったかも丁寧に説明されています。
以下にプーリアのカステッラーナ・グロッテについて書かれた本文の一部をご紹介。
・・人間サイズの町で暮らす魅力・・
「何でもありそうな日本にないのが、イタリア語でピアッツァという、町の中心にある広場。イタリアでは、昔から人々の暮らしになくてはならない空間である・・<中略> 早朝から午前中にかけては、年配の男性たちがそれぞれグループをつくっておしゃべりに興じ、主婦たちはあちらの青果店からこちらの肉屋へと忙しく行き交いながらも、顔見知りと出会えば挨拶がわりに世間話を始める・・<中略> 夜も深まれば若者が中心だ。いくつものグループが広場いっぱいにできて「今からどこに遊びにいこうか」などと長い夜の計画を練っている。誰かと約束をしていない者も、ここにくれば必ず知った顔と合えるので、とりあえずきては仲間をみつけて合流する。 これほどの求心力をもち、人と人が自由に出会える場所が町の中にあるのは、本当にすばらしいことだ。」
次回プーリアを訪れる際には、この本をガイドブックに出かけたいものです。
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テーマ:**暮らしを楽しむ** - ジャンル:ライフ
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