タカリーナ・イタリア何でもブログ
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ミッソーニさん森英恵さんにお会いしました!

ミッソーニさん森英恵さん


日伊女性国際会議が東京九段下、イタリア文化会館で開かれました。
本日(25日)はその2日目、日伊会議「女性と社会、イタリアと日本」の第二部に国際的なファッションデザイナーである、イタリア ロジータ・ミッソーニさんと森英恵さんのお話をお聞きする事ができました。
missonimorihanae-1.jpg


お二人の出会いは、数十年前のニューヨーク、イタリアと日本、西洋と東洋の遠く離れたルーツを持つお二人ですが、お話をお伺いしているととても共通点が多い点に驚きます。

まず、ロジータ・ミッソーニさんは小さい頃からファッション雑誌で遊ぶのが大好きなお子さんだったとの事。そして、1953年にご結婚をされ、ご主人オッターヴィオ・ミッソーニ氏と共に二人のそれまでの経験を生かしたお仕事を始められ(現:ミッソーニ株式会社)、ニットの魅力、色の面白さを発見していかれたようです。

子供が10歳、8歳、6歳の頃、ミッソーニ社は急激に成長をし始め、子供達と過ごす時間があまりとれなく心が痛んだとの事でしたが、幸い工房と自宅が同じ建物内にあった為に、3人のお子さん達はたえずミシンやあまり布などを利用して仕事場で遊んでいたようです。そしていつも一緒に過ごすという贅沢は許されなかった代わりに、ミッソーニ家では年に数回のバカンスは家族でいろいろな所を旅して、その度に子供達に夫婦の仕事に対する情熱を話していかれたそうです。
今では、9人のお孫さんに恵まれ、それぞれの家族のイベント事はすべて祖父母であるミッソーニ家に集まり過ごされるとの事。家族を大切にする気持ちはしっかりとお子さん達に受け継がれたのだな、という事がよく分かりました。


森英恵さんは結婚後、1951年に新宿にスタジオを設立され、デザインは英恵さん、そしてマーケティングはご主人が担当をされスタートをされました。そして外でいつも同じコンディションを保って仕事をしてこれたのも、夫の協力や子供達がいたから、そして家族とは鳥の巣のような物とお話されていらっしゃいました。

また、普段女らしさを表現するお仕事をされているせいか、現代の日本の女性が女らしさを失いかけているような気がしてならない、女性が仕事を持って外に出て強くなってはいるが、その反面、女性の持つやさしさとか思いやりなどの素晴らしいものを日本の女性はなくそうとしているようで残念に思います。とお話されていらっしゃいました。

司会の女性の方が、今世界がグローバル化している中で、お二人のブランドは開発途上国はターゲットに考えていらっしゃるのか、の問いに対してはまず、ミッソーニさんは

「今はグローバル化のせいで世界が皆均一になってしまってつまらないです。ヨーロッパのどの都市に行っても同じ衣服や食材が手に入る、その国にしかない文化が感じられにくくなっている。
昔よく日本に来た時には、日本の持つ、文化、芸術性の高さに非常に感動をしたし、日本の女性もとても美しかったです」

一方森英恵さんは「西洋で育ったお洋服を、日本人がデザインをし日本に方にあうようにデザインをする難しさはいつも感じていました。フランス人にあなたのルーツは何と問われてからは、西洋と日本の融合を考えて仕事をするようになったんです」
「世界的指揮者で活躍中の小澤征爾さんともたまにお話をするのですが、彼はいつも 確かに国境は低くなってきているが、自分達のルーツはとても大切だとお話するんですよ」とおっしゃっていらっしゃいました。


普通に家庭を持ち、子育てをしながら、国際的なクリエイターとして活躍されるのは非常に大変であったと思うのですが、現在は多くのお孫さんにも恵まれて、とても幸せそうなお二人でした。

会議終了後、どうしても一言森英恵さんとお話をしたかったもので、遠巻きに様子を伺っていたのですが、一瞬どなたともお話をされていない時を見計らい、

「先生!記念に握手させていただけないですか」
とお話したところ、
「いいですよ」
「あなたは何のお仕事をしていらっしゃるの?」
とお声をかけていただけました。
「イタリアからの〜」と話をしている間にエレベーターが到着していかれてしまいましたが、暖かくてとてもやわらかい手でいらっしゃいました。

業界は違っても、今のインテリアの仕事にも生かせるような、とても素敵な内容の二人のお話でした。



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