タカリーナ・イタリア何でもブログ
南イタリアについての情報、イタリアからの輸入の事、輸出入の現場って?、建築家、コーディネーターに興味がある、スローフード活動を知りたい、他話題についての店長ブログ。

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南イタリアレポートその6 アマルフィからカラーブリアへ2009

さあ、この日はアマルフィーからサレルノに戻り、インターシティーに乗りカラーブリア州へ。

アマルフィの朝
ホテルのベランダから見たアマルフィーの早朝

バールで3ユーロ払いサレルノ行きのバスのチケットを購入し、バスが込まないように午前中の早い時間帯にSITAのバスに乗り込みました。

車の車線は日本と逆の右側を走るので、右手にはアマルフィーの美しい海岸線が広がります。そんな綺麗な景色を窓から眺めていると、珍しく抜き打ちで乗車券確認の切符切りのおじさん(SITAのスタッフ)が観光客で込み合ってきた車内に入って来たんです。

そして、な〜んと私の隣に座っていたシニョーラと乗車券について、もめ始めました。
どうもシニューラが持っていた切符が使えない切符だったようで、代わりの切符を聞いたら、今度はそれも先月で使用できなくなっている切符でした。常習犯とピンときたのかおじさんは、

「シニューラ、身分証だして下さい」

「持ってないの。忘れちゃったの」

「・・・・、シニョーラ、警察を呼ぶか身分証を出すかどっちかですよ」

「本当に持ってないの。忘れちゃったの」

と私の右側にSITAのおじさん、左側にシニョーラ というポジションで押し問答を始めたんです。
すると意地でも身分証を出さないシニューラに対しておじさんは、運転手、そして乗客みんなに聞こえるような大きな声で

「一人の乗客が、切符もないし、身分証もないので、終点で警察を呼ぶので、気をつけて見ているように!」

と言ってまた切符確認作業をし始め、運転手の席の隣にもどっていきました。

するとこのシニューラ今度は私に

「あなた切符を持っていない?持っていたら買うから?」

と聞かれ、実際切符は持っていなかったのですが『どうしようなかな〜3ユーロ位私が払ってあげようか・・』とも一瞬思いましたが、いやいや、ここで彼女は少し痛い目にあわないと、また同じ事をするだろうから払ってあげるのは良くない!と思い、

「ごめんなさい。私切符持っていない。イタリア語も分かりません」

と答えました。

そうしたらなんと、次のバス停で扉が閉まる瞬間に急いで降りて、逃げちゃいました。
一瞬緊張が走った車内では、次の瞬間乗客の視線は、バスの運転手の脇にいる切符切りのおじさんへ。おじさんはあきれた表情で彼女を見ています。



バスの運転手と切符切りのおじさんは彼女を追うこともなく、まもなくバスはすぐに次の停留所へ向かって発車しだしました。

身なりや持っていたバックは本当に普通のシニューラだったんですけどね。

あんな町と町の間の何もないところに降りてしまって、次のバスが到着までは1時間もあるのに彼女はいったいどうしたのでしょう。





その後終点のサレルノからは電車に乗り換え、インターシティーのセカンドクラスに乗り、(10年は掃除していないんじゃないの?)と聞きたくなるような汚〜い電車でカラーブリア州、ラメッツィア・テルメへ。



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南イタリアレポートその5 アマルフィ2009

取引先にさよならを言って別れてからは、アマルフィーの中心にあるホテルにチェックインをし、その後中心地から少し離れたホテルで、そのホテルのオーナー息子とマンマと南イタリアでのお料理教室の打ち合わせをする為に、目的地へと向かいました。

このホテルにはマリア(仮称)というチャーミングで、頭の回転がとても速く、お客様のもてなしも上手な素敵な女の子が看板娘として働いているはず・・だったのですが、なんと残念な事に今年訪ねてみると彼女は去年の終わりにこのホテルを辞めてしまったというのです。

マリアが辞めてしまった後でもこのホテルは、相変わらず他のスタッフのサービスは良いし、清潔で快適で、何も表面的には変わっていないようなのですが、『君は僕の太陽さ』と言えるような人が去ってしまったホテルは何かとても寂しく感じました。


そういえば去年の夏ホテルを訪ねた時、

「ねえ、あなたはアントニオ(仮称:ホテルのオーナー息子)の特別なガールフレンドなんだよね?」と尋ねたら、

「No! 彼にはフィアンセがいてもうすぐ結婚するの・・」

(お似合いのカップルだと思っていたのに・・・。勘違いだったのかな) と気になりました。




そして今年彼女の代わりにフロントに立っていたアントニオのいとこが、ちょっとしたストーリを教えてくれたんです。



〜〜マリアとアントニオ(仮称)はお似合いのカップルだったのだけれども、途中別れて彼には新しい恋人(フィアンセ)ができ結婚の約束をしていたらしい。そしてマリアはホテルのフロントを辞め、このホテルを去ることに・・。
彼女がホテルを去り、いつもそばにいてくれた彼女がいかに自分にとって大切な人かと気づいたアントニオは両親と住んでいた実家を離れ、フィアンセとも別れ、つい最近マリアと一緒に暮らし始めたらしい〜〜

なんと映画のワンシーンのような話ではありませんか。またいつかあのチャーミングなマリアに会える日がくるかもしれないと思ったらとても嬉しくなりました。



お幸せに!!!




アマルフィの中心地にあるホテルに戻り、夜は海が見えるはずだった(日が暮れてしまって真っ暗で何も見えない)ホテルの部屋で夕食をとることに。

突然「レディ〜ス! アンド ジェントルメン〜!!」 と大音量で海辺での無料ライブコンサートが始まりました。

ライブはポップスそしてクラッシクバレー有り、バラードソング有り、マイケルジャクソンのコピー有りと、夜の9時に始まり夜中の12時まで続きました。

AMALFI4_1_1.jpg
ホテルの部屋から見た海辺でのライブの様子

「アマルフィーやカプリ島は、観光客が去った後の夜がとっても素敵なんだよ」
と地元の人が言っていたけど、夏の間なんかこんな野外コンサートが沢山開催されて、楽しくてリラックスできて、知的好奇心が刺激される夜を、地元の人は満喫する事ができるのだろうなって思います。



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スローフード カルロ・ペトリーニ会長

イタリア文化会館にて、スローフード運動の創始者 カルロ・ペトリーニ氏の講演会に、他のスローフード杉並TOKYOメンバーと参加しました。

とても感動的な講演会でした。

スローフード協会には四つの事が大切で、
「夢見る勇気」
「遊び心を持つ事」
「複雑さを恐れない」
「限度を知る事」
この四つの指標は、自分達の仕事にも通じる何かとても大きなアドバイスのように感じました。

カルロペトリーニ
中央がペトリーニ氏

何年か前に大きな病気をされたというペトリーニ氏は、病気になって分かった健康のありがたさ、そして南イタリアに伝わる言い伝えを教えてくれました。


「人は三人の話を聞かなくてはならない。一人は病気の人から。一人は老人から。そしてもう一人は敵から」

人々はいつも、健康で若くて自分と親しい人から意見を求めるが、病気の人からは、他に失うものが何もない状態からの意見を聞く事ができるし、老人には知恵があり、敵からは自分の事を良く知ることができる。
という意味らしい。


常に会話の中にユーモアを忘れずに、明るく、シンプルで、前向きなペトリーニ氏の話は、とても心にダイレクトに響くものがあり、私達が小さな1歩を踏み出せば、常に未来は開けていくと感じる事のできる素敵な講演会となりました。



(講演の後には、本にサインをいただき、写真を一緒にとらせていただきました。下記お勧めの一冊です)

『スローフードの奇跡ーおいしい、きれい、ただしい』 の日本語出版記念講演
三修社 2400円(税別)
カルロ・ペトリーニ 
訳石田 雅芳





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南イタリアレポートその4-2009

今日はお客様が欲しいといってた、ヴィエトリスタイルの食器を求めて、アマルフィー海岸の端にある陶器の街ヴィエトリへ。

担当者と待ち合わせをしておいたのですが、いくら待っても担当者がやってこない。どうも少しいいかげんな会社のようだな〜。と判断した私はお店にいたスタッフにあらかじめ用意しておいた質問の答えをいただいてから、お店をあとにしました。

VIETRI_1_1.jpg かわいいヴィエトリの食器達。

やる気のないスタッフにあたってしまうと外国人との仕事はぜったい先に進まない。と思うので、よほどの理由がない限り、他のやる気のあるお店を探す方がよいと思います。


この日はアマルフィーにあるホテルと夕方にお仕事の話でアポイントがある以外は何もなかったので、取引先の商品の納品作業についていく事にしました。ヴィエトリからアマルフィー、グロッタ ディ ズメラルダ(エメラルドの洞窟)、ポジターノとまわります。

普段メールでしかやり取りのない、取引先の仕事ぶり?にも興味があったし、何よりも車でアマルフィー海岸を走るのは気分がとても良いはず!!

途中エメラルドの洞窟の真上にあるお店で納品を終えた頃、丁度お昼になったのでランチをとる事にしました。なんとこのお店はSHOPと、レストランとホテルを同じ敷地内に経営しているんです。そしてオーナーは取引先の友人。なんでも取引先なのでランチ代はいつもただらしい。ショップの奥にあるバールでは水に生レモンをしぼったジュースをいただく。

「ん〜最高においしい〜!!」

南イタリアのレモンは世界で一番と地元の人は良く言うけれど、私も同感!!

AMALFI_1_1_1.jpg

AMALFI2_1_1.jpg 海を眺めながらのランチ。

「アマルフィー海岸沿いには、多くのレモン売りのおじさんがいるけど、寝ていることが多いですよね〜」 と、取引先に話したら涙が出るくらい大笑い。

「ゴメンゴメン!(涙目) それがイタリアの仕事の仕方だからさ」

「そう、これが ITALIA!!」と納得の二人です。



しかし、この取引先の仕事に同行していて分かったのは、とにかく携帯が鳴りっぱなし。いつも誰かと話している。
・飼っている犬のドクターからは  「ボディーガード達は元気?」
・お客さんからは 「いつ納品してくれるの?」
・奥さんからは 「アモーレ、今どこ?」

仕事の電話など、夜の11時でも平気でかかってくるらしい。

「ふ〜。忙しくてまるで日本人みたいだな」 と彼が一言。 いえいえ日本人より多く働いてますよ。


でもこの彼、仕事ばかりをしている真面目人間?というわけでもなく、義理の父とのブラジル旅行では、セクシーな女性とはめをはずしたりもするらしい。


「ブラジルまでは何時間ですか?」

「8時間」

「へえ〜日本からだと24時間もかかるのに」

「イタリアは世界の中心だからねピンクハート

「・・・・・・・」



イタリアが世界の中心だったなんて、知らなかったな〜。 と海を眺めながら、心の中でつぶやきました。




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南イタリアレポートその3−2009

サレルノについてから、ホテルにチェックインし、その日あう事になっていた取引先のルチアーノさんと弟のロベルトに電話を入れました。

宿泊するホテルはサレルノの駅前で、歩いて1,2分。

「駅で到着を待っています」
というメールを頂いていたので、

「分かりました。近くになったら電車の中から電話します!」と返事を返しました・・・・・が、

駅からホテルはものすごく近いので面倒なので先にチェックインしてから電話を入れたんです。

「俺たちずっと駅で電車の方を見ていたのに〜〜。電話がかかってこないからナポリかどこかで事故でもおきたのかと思ったよ〜」

いい年をしたおじさん達が子供みたいに言う姿には少し笑っちゃいましたが、でもチェックインしてから会った方が効率的だと思いませんか?イタリア的に勝手に予定変更しちゃいました。

夕食の前に、彼らがサレルノの街を案内してくれて、途中公園でキンモクセイのようなとても香りの良い枝を発見!ルチアーノさんが1本折って「It's for you」とプレゼントしてくれました。
隣で弟のロベルトが「なんてロマンティックなんだ〜」とちゃかしてきます。

女性が喜びそうな事をさらりと言ってみたり、やってみたりするのはイタリア男性の天性なのか子供の頃から大人のする事を見てきているのでとってもさりげないですよね。

ガイドブックには紹介されていないけど、サレルノは海沿いの街より少し内側に入った旧市街が狭いけれど雰囲気があって楽しいのです。小さな街なので会う人、会う人みんな知り合いのようで、なかなか目的のレストランにたどりつけません。サレルノには何回も来ていますが、旧市街を散策したのは、初めて。

「どう、気に入った?」
「ええ、とても」
「僕達がさ、いや僕がさ〜サレルノの街を作ったんだよ〜」とまたまたイタリア人特有のお国自慢が始まります。


やっと到着したレストランでは、南イタリア人の哲学について、仕事について、家族について、そして人生について、つたない語学力ではありましたが、深〜い話を深夜までディスカッションしました。



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